Welcome to my blog

ほっこりさせてくれる人形たち

awanohibi

awanohibi

-
先日ドライブで行った、道の駅石狩「あいろーど厚田」の2階ギャラリーで開催されていた「八田美津創作人形展 ふるさとの風を運ぶ」です。昭和初期のころの浜益村(現在は合併して石狩市)の日常を人形で描いた作品展で、わたしの生まれる前の時代なのでしょうけれど、なんとも懐かしくて、ほっこりしました。Photo OK  SNS OKということですので、少しだけ紹介させていただきます。
AA1962D3-4D8C-4DA5-9B3A-73C50F9EF455_convert_20210508132922.jpeg
「紙芝居」の様子です。
663D30BA-2CBD-485F-82CE-C4BD6019B1FD_1_201_a_convert_20210508133032.jpeg
地べたに子供たちが6人座り、竹馬にのった子が2人。地べたの子供たちは飴みたいなものを手に持っています。興行の仕組みはわかりませんが、飴を買うと紙芝居を見ることができるということなのでしょうか。いちばん上の写真を見ると自転車の荷台に飴がいくつか見えます。
1690D65D-EAA0-4027-B8E9-7C58BC338680_convert_20210508133000.jpeg
「紙芝居」のタイトルは写真ではよく見えませんが、「はまますの いま むかし」です。紙芝居のお兄さん、拍子木を首からぶら下げています。子供相手に娯楽を提供する商売ですが、テレビなどない時代の子供たちにとっては、楽しいひとときだったのでしょう。
8976B64A-AF01-4F77-96CA-6912C85AA608_convert_20210508133054.jpeg
子供の表情もそうですが、セーターのデザインや絵柄もなんだか懐かしさを感じさせます。
8A84399D-9884-4B73-9518-E948CEC7AA8C_1_201_a_convert_20210508133146.jpeg
この情景でいちばん印象的なのが、子供たちの後ろにたつおばあちゃんです。子供たちをみまっているようで、実は自分がいちばん楽しんでいるような、、口元を見ると、なんか前歯が一本しかないようです。特徴がありすぎて、一度会ったら忘れることのできないおばあちゃんって、むかし町内に一人くらい、、いたなあ。
637D4B20-89DF-4E85-8308-759BAA03F10F_1_201_a_convert_20210508133600.jpeg
これは「ニシン釜」という作品です。解説によると、ニシンの千石場所だった北海道の日本海沿岸では、水揚げしたニシンを大釜に入れて茹で上げ、これを搾ってニシン粕を肥料として出荷していました。ニシンの用途は食用だけではなく、こうした農業肥料としてのものも多かったのだそうです。
07942327-9C14-456B-98DD-A16E56A1D555_1_201_a_convert_20210508133637.jpeg
水揚げしたニシンを茹でる薪を確保するために、港周辺の山から大量の木材を切り出していたそうです。規模と時間にもよりますが、山の木がなくなれば、河川を経由して海に供給される鉄分などの養分が減り、海藻やプランクトンの少ないやせた海になります。ニシンの産卵する海藻が少なくなれば、結果としてニシンがいなくなります。ニシンがいなくなれば、人の姿も消え、鉄道もなくなり、町も消えていきます。
人間の側によりすぎた短絡的なストーリーですが、ごく小さな環境系ではありうることです。実際のところは、日本海を流れる海流規模、さらには地球規模でよくよく起こる魚種交代現象の結果、ニシンがいなくなったのでしょうけど、人形たちの背中を見ていると、短絡的な話にも少しだけ説得力がありそうな気もしてきます。
CF47475B-191B-4AAF-80EC-C5540BD78487_convert_20210508133230.jpeg
「田植え、昼休み」というタイトルがついた田植え作業中のの休憩時間を切り取った情景です。
お父さんのかかえる天秤棒の両端には、苗穂がのっています。その手前には赤と黄色のおにぎりが詰まった箱が置かれ、これから昼食が始まります。左には子供と赤ん坊が座っています。
7A0C9F1E-48E6-46CA-890D-61356FCDA209_convert_20210508133337.jpeg
よく見ると、おにぎりの下側には、お漬物が添えられています。色からすると沢庵でしょうか。
40FBB62E-8ADD-4BCF-8198-703AF3589C3F_convert_20210508133308.jpeg
子守のおねいちゃんと赤ん坊の横にはおにぎりではなくて、カステラがいっぱい詰められています。このシーンにつけられた「せりふ」が、地元のことばと標準語で書かれ、人形の近くに置いてありました。右側のおばさんが声をかけます。
「ほら ねっちゃ、カステラだど けー!けー! 守りっこも ゆるぐねーもんだべー」
「ほらおねいちゃん カステラだって 食べな!食べな! 子守も大変なもんでしょう。」
19FC7757-172F-422B-8ACE-5B76413FA9D9_1_201_a_convert_20210508133533.jpeg
「浜益製菓」の「コガネカステーラ」とあります。実際にあった製品なのだろうと思いますが、ネットで調べた限りでは、よくわかりません。「高橋製菓」の「ビタミンカステラ」は道内ではポピュラーなものですが、「ビタミン豊富」という文字も見えますので、それと似たようなテイストでしょうか。
5ACE8C92-84ED-4C2D-A956-D5AF21B43712_1_201_a_convert_20210507110526.jpeg
浜益に在住の人形作家八田美津さんの創作人形展「ふるさとの風を運ぶ」 道の駅石狩「あいろーど厚田」で5月30日(日)まで開催中です。オススメです。

ご訪問いただき ありがとうございました。
最終更新日2021-05-09
Posted by awanohibi