ビッキ展へ
2023年01月07日
今年初めて一人で地下鉄に乗ってお出かけしました。北海道立近代美術館で開催中の砂沢ビッキ展。
年明けの平日だからなのか、午前中だからなのかは分かりませんが、来場者は少なくて、、、おかげでゆっくりと楽しめました。砂沢ビッキの木彫作品は北海道ではお馴染みですが、これほど網羅的に展示されると見応えがありましたね。
これが道立近代美術館の全景(ポータルサイトに掲載のエントランス側写真)
道立近代美術館で昔から屋外に展示されてる作品「光のリズム」(新宮晋)です。
風を受けて赤い羽根の部分が遊動します。
少し寒かったけど、しばらく眺めてみました。あまり長く見てると酔います(ワタシの場合)、、
この美術館が開館したのは1977年7月。前年に市営地下鉄の東西線が開通して「西18丁目」駅が近くにできたのに合わせての開業だったはず(と記憶してます)です。
ワタシの机の引き出し周辺はタイムカプセルで、こんなものがすぐ出てきます。
開館記念の展示「ミュンヘン近代美術展〜世紀末から青騎士へ」の無料入場券。高校でばらまかれたものでしたが、夏休みに友達と自転車こいで観にいきました。
この入場券は裏返すと「時間割表」になっています。なぜか名前まで書く欄がありますね。
2 年 7 組 29番 名前 は、いいか ^ ^
記憶が正しければ、この翌年の特別展ではフランスの人気画家ベルナール・ビュッフェなどもやりました。ビュッフェはフランソワーズ・サガンの新潮文庫の表紙にも使われていました。
開館から45年を超えたこの美術館、建物の老朽化が進み移転建て替えが検討されているそうです。あのころ、自転車で美術館に通っていたやつらも老朽化の進行いちじるしいものがありますので、こればかりは仕方ないですね。
ただ、あまり郊外には行って欲しくないですね。
「札幌芸術の森」みたいに集客で悩み続けるような立地では、老朽市民がこまります。
新年から、なんだかセツナイ展開で、、すいません。
Comments 2
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MINA
こんにちは、
いですね~砂澤ビッキの木彫をご覧になったのですね♪
ちょっと破天荒な生き方にしては生み出された作品は…
恥ずかしがり屋の優しさに溢れて…気取った美しさがなくて
木の魂が見る人にもしっかり伝わってくる~好きな彫刻家の一人です。
awanohibi さんの机の引き出しは…
ホント珍しいモノがあふれるタイムカプセルですね。
ドラえもんのポケットと1、2を争いそうです~笑
Re: タイトルなし
MINAさん
ありがとうございます
砂澤ビッキというと、
野外で風雪に耐えながら生きて消えていく大型の木彫作品が
どうしても第一印象になってしまいますが、
今回は、テーブルに置けそうな小品や、
触れると手が悦びそうな「玩具」的なものが多く展示されてました。
平日だったからなのだと思いますが、
前後の観覧客を意識せずに作品にゆっくりと向き合える、
なかなか贅沢な時間でした。
280点の展示のうち15点だけが北海道内の美術館や法人の所有で、
他はすべて個人蔵作品。
北海道の「キンビ」さんも頑張ってくれてますね。