澤屋まつもと 守破離 五百万石
日毎に寒さがゆるんできて、積雪はどんどん減っていきます。3月中はまだまだ雪も降りますが、5センチ降っては10センチ融ける感じです。3月5日の札幌中心部の積雪深が75センチですから、毎日5センチずつ減っていけば、今月中には積雪ゼロということになりそうです。今週は最高気温2桁の日があるそうですので、もっとはやく雪融けが進むかもしれません。
比較のためにワタシの手のひら特別出演。
サイズ的には柴犬、ビーグルよりかなり大きくて、北海道犬やレトリバーほどのサイズでしょうか。
ちなみにワタシの家の前は、お散歩のワンコが素通りしません。必ず立ち止まって玄関の方を凝視したり、たまに小さく吠えて挨拶していくワンコもいます。
まだ「匂い」が残っているのかもしれませんね。
ラベルの左上が見えてませんが、酒名の「守破離」は「しゅはり」と読みます。
伝統的な芸事などでの師匠と弟子の関係の要諦を象徴するもので、利久のことばとのことです。歌舞演劇の構成演出の基本型で「序破急」(じょはきゅう)というのがありますが、これは世阿弥の花伝書が由来だったはずです(少し自信ありません‥)。
この酒、ラベルを見たかぎりでは精米歩合の表示がありません。またアルコールの添加はないようなので「純米酒」という分類だと思います。
開栓した直後はワインというか果実酒のような香り。グラスに注いでもわかりませんが、口にふくむと少しシュワシュワした感触。微微発泡系で爽やかな辛口の味わいです。強烈な印象ではありませんが、好きなタイプかもしれません。ところで、灘、伏見、西条は三大酒所なんていわれますが、思い返すとこの三大酒所の酒は、これまであまり口にしてなかったです。勉強すべきことがまだまだ、たくさんあるわけですね。嬉しいことです!
松本酒造 京都市伏見区
使用米 五百万石 (富山県南砺市産)
精米歩合 非公表
アルコール分 15度
入手先 桜本商店
■ 香(弱 〜 強)★★★☆☆
■ 口(甘 〜 辛)★★★☆☆
■ 好(慶 〜 恍)★★★☆☆
Comments 2
雨宮清子(ちから姫)
時々書かれているお酒の話、興味深く拝読しております。
最近、お酒好きの知人の傘寿の祝いにお酒を送りましたが、
私は下戸で知識がないので大変でした。
別の知り合いから「好みがあって甘口好みの人は辛口を飲まないよ」と言われて、
お酒ならどれも同じだと思い込んでいて、今まではお酒を贈答するときは、
当地の地酒を送っていましたので「そこまでこだわるのか」と驚きました。
結局、傘寿の知人には単刀直入に聞いて、蔵元にもお聞きして、
「獺祭」というお酒を送りました。
awanohibi
Re: タイトルなし
雨宮清子(ちから姫)さま
ありがとうございます
ワタシが日本酒好きになったのは、
15年ほど前に入った日本酒バーがきっかけでした。
冷蔵庫に林立する一升瓶のどれもが、
それぞれ違う「顔」を持ってることに気づかされ、
さらに、温度(燗〜冷)酒器(猪口の形状や材質)で
「表情」が変化することにも驚きました。
視覚や聴覚にくらべて味覚の記憶は曖昧になりがちなもので、
せめて記録にとどめているという程度であります。
でも、、アルコールを受け付けない方たちにとっては、意味不明ですね。
ちなみに静岡県の日本酒、
初亀、國香、磯自慢、英君、開運、喜久酔、、、すごいところです。
酒造りも伝統の技芸、文化ですから、
「守破離」の範疇なのですね。